音楽とTシャツ

vol.19 Cony Plankton(TAWINGS)

Music2020.2.13 Thu.

音楽というか、ミュージシャンとTシャツは切っても切れない関係性にある。ライブをするときの衣装として。オーディエンスと共鳴するための強力なツールとして。そして自らを表現するためのカンバスとして。これからの日本の音楽シーンをリードしていくバンドマン、ボーカリストなど期待のミュージシャンに「譲れない一枚」を着てきてもらい自らの言葉で紹介! ガレージやニューウェーブの要素を消化し、2018年にはオースティンで開催されるSXSWにも出演した“洋楽感”あふれる女性スリーピースバンド、TAWINGS(トーイングス)のCony Plankton(Vo, G)が選ぶ1枚目のTシャツはボーイ・ジョージ。

このボーイ・ジョージのTシャツはLAに行ったときに友だちに紹介してもらった古着屋さんで買いました。LAに行ったのは2年前にSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)に出演したときですね。SXSWは毎年テキサス州オースティンで開催されているんですけど、テキサスではほとんど買い物しなかったんです。

SXSWの流れで旅行がてらLAに行ったときにジェリー・ペーパーのバンドメンバーが現地に泊めてくれて、買い物にも付き合ってくれたんです。このTシャツを買った古着屋もその子がアレンドしてくれました。お店で見つけた瞬間に「これは絶対に買う!」と決めましたね。ボーイ・ジョージやカルチャー・クラブのファンというわけではないんですけど、プリントのインパクトに一目惚れしました。子どもや赤ちゃんがプリントされてますけど、たぶんこれはボーイ・ジョージの昔の写真で。この奇妙なバランスのデザインはなかなかないし、すごくカッコいいなと。

Tシャツはほとんど古着を買いますね。サイズ感は極端ですけど、すごいダボダボかタイトなものを選びます。このボーイ・ジョージのTシャツもかなりオーバーサイズで、XLくらいですね。

親が着ていた90年代のTシャツやアウターもよく着てます(笑)。うちの両親は物持ちがよくて、2人が90年代に買った服を見るとかわいいものが多いんですよ。

両親はどちらも音楽が好きで、私が小さいころに初めて着たバンドTもクィーンのものでしたね。あとは2人ともプログレ好きだから、キング・クリムゾンのTシャツも家にたくさんあります。

Cony Plankton(コニー・プランクトン)

016年結成の3人組バンド、TAWINGSのボーカル&ギターであり、メインソングライター。ガレージ、ポストパンク、ニューウェーブなど様々な要素を飲み込んだサウンドで、東京を拠点に活動。2017年5月に1stシングル「Listerine/Dad Cry」を7インチでリリース、その後2018年1月に2ndシングル「Invisible/UTM」をカセットでリリース。The Lemon Twigs、Hinds、Japanese Breakfastなど多くの海外アーティストのサポートを務め、2018年のSXSWに出演、初の海外公演を行った。2019年10月15日にLuby Sparksとの共同企画「Dreamtopia」をWWWで開催。2019年12月18日には1stアルバム「TAWINGS」をリリース。

https://spaceshowermusic.com/artist/12675599/

photo & text : Shoichi Miyake

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TAWINGS 1st Album Release Party "Chocotto Live" at Shibuya WWW (2020.02.14)
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