音楽とTシャツ

vol. 11 ren matsumura(ジオラマラジオ vo.)

Music2019.2.1 Fri.

音楽というか、ミュージシャンとTシャツは切っても切れない関係性にある。ライブをするときの衣装として。オーディエンスと共鳴するための強力なツールとして。そして自らを表現するためのカンバスとして。これからの日本の音楽シーンをリードしていくバンドマン、ボーカリストなど期待のミュージシャンに「譲れない一枚」を着てきてもらい自らの言葉で紹介! 東京・下北沢を拠点に活動するインディ・バンド、ジオラマラジオのヴォーカル ren matsumuraの「譲れない一枚」とは?

このジャスティン・ビーバーTシャツはよく行く渋谷のビンテージショップ、BOYで購入しました。まずサイズ感が気に入ってます。オーバーサイズで着る時代はもう古いです。次はアンダーサイズを着る時代が来ると思ってます(笑)。ジャスティン・ビーバーに対する思い入れですか? いや、特にないです(笑)。僕は人の顔がど真ん中にプリントされているTシャツが好きでよく買うんですね。

今、ジオラマラジオの物販はカセットテープ音源しかないので、そろそろTシャツも作りたいですね。やっぱり自分たちの顔がプリントされてるTシャツがいいですね。インディーバンドでそんなTシャツを作るのもヤバいなと思うし。全然売れないかもしれないけど(笑)。

2019年はアルバムを作りたいですね。ゆっくりなペースだけど曲作りはずっと続けているんです。僕はジオラマラジオを関わってくれるチーム全員が実験できる場にしたいんです。たとえばエンジニアも僕らの作品を通して音で遊んでほしいと思うし。そういう方向性を2019年は突き詰めていきたいですね。

普通のバンドである必要なんてないと思うんですよ。普通のことは一つもやりたくない。2018年12月に発表した「MAPLE」という曲も普通に対するアンチテーゼを込めていて。一聴すると聴きやすいポップスのようで、実はヤバいローの音が鳴っていたり。そういうところも含めてジオラマラジオの音楽を楽しんでもらえたらうれしいです。

ジオラマラジオ

2015年1月結成。現メンバーはren matsumura(Vo.)とmina sakakibara(Key.&Vo.)の2人だが、ライブはサポートメンバーを迎え6人編成で行っている。オンタイムな海外のインディポップと日本の大衆音楽がまったく矛盾することなく融和したようなその音楽像は耳の早いリスナーや同業者から注目を集めている。

https://dioramaradio.love/

Live Info
2019年2月19日 
渋谷WWW
「NEWWW vol.17」
ジオラマラジオ/中村佳穂BAND/さとうもか(BAND SET)

photo & text : Shoichi Miyake

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