音楽とTシャツ

vol. 15 水野創太

Music2019.7.12 Fri.

音楽というか、ミュージシャンとTシャツは切っても切れない関係性にある。ライブをするときの衣装として。オーディエンスと共鳴するための強力なツールとして。そして自らを表現するためのカンバスとして。これからの日本の音楽シーンをリードしていくバンドマン、ボーカリストなど期待のミュージシャンに「譲れない一枚」を着てきてもらい自らの言葉で紹介! 元EdBUSのフロントマンで現在はソロで活躍する水野創太が登場。

一昨年の山下達郎さんのツアーのときに買ったTシャツです。最初に達郎さんのライブでTシャツを買ったのは2016年に新宿ロフトで開催されたレアなアコースティックライブのときで。達郎さんのTシャツって毎回ユルい感じでそれがいいんですよね。

価格が2500円と安価なのにオリジナルのタグが縫い付けられていて。達郎さんのライブを初めて観たのは10年以上前ですけど、そのときに衝撃を受けて。ボーカルが音源と全然変わらないんですよね。ピッチ(音程)を外さず3時間以上歌い続けられることが素晴らしい。

僕はライブに行ったら必ずアーティストの物販を買うようにしています。でも、ずっとバンドTを着ることに抵抗はあったんです。いかにも音楽好きですって感じに見えちゃうのがイヤだなと思って。ただ、30歳を過ぎてからはそういうことを気にしないほうがいいなと思うようになって買うようになりました。普段はプリントのない無地のTシャツをセレクトショップなどで買うことが多いですね。自分の物販に今はTシャツがないので年内に作りたいですね。レーベルのロゴがあるので、それをポケットTシャツのポケットにあしらえたらいいなと思ってます。

水野創太

3ピースバンド”EdBUS”のフロントマンとして2005年にデビュー。
2018年よりソロ名義での活動を開始。まるで短編小説を読み終えたかのような繊細な余韻を残す水野の楽曲は、ファンのみならずアーティストからも高い評価を得ている。2018年12月、自身のレーベル「WALTZ」を立ち上げ、待望の初音源『晩安宝貝』(わんあんばおべい)をリリース。

https://mizunosota.com

晩安宝貝(わんあんばおべい)

発売中

photo & text : Shoichi Miyake

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